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三日月のイメージ

琵琶とは

​ペルシャに起源を持つ
歴史ある弦楽器

琵琶がシルクロードを経て古代ペルシャより日本に渡来したのは、今から約千三百年前の奈良時代と言われ、現存する最古の琵琶は、正倉院御物の螺鈿紫檀五弦琵琶としてよく知られています。

琵琶には様々な種類があり、大河ドラマ『光る君へ』でも登場した楽琵琶や、「祇園精舎の鐘の声、諸業無常の響きあり…」で有名な「平家物語」を語る時に琵琶法師が演奏した平家琵琶などがあります。

私達の演奏する筑前琵琶は、九州エリアで古くから僧侶が、檀家信徒へ経文の読唱や物語りに用い親しまれてきた笹琵琶が、鹿児島生まれの薩摩琵琶や三味線音楽の影響を受けつつ、明治時代の福岡で橘旭翁により改良され全国へ広まり、人々へ浸透したものです。

近年は演奏者や楽器製作者の人材不足に瀕しており、数少ない有志・才覚の手で伝統が維持されています。

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